年末近くの12月14日になると 必ず話題になるのは「忠臣蔵」
小説の中にも 忠臣蔵を扱った物は 数え切れないぐらいにある。
そんな数多の「忠臣蔵」の中で 最も、個人的に気に入っているのが 南條範夫の「元禄太平記」である。
赤穂浪士の物語には いくつかの前提となる場面がある。
たとえば、安兵衛が 何故、助っ人になり 堀部家に養子に入ったか?
浅野内匠頭は どれだけ耐え難きを耐えたか?
幕府の要職達は どれだけ腐敗していたか?
大石内蔵助が その時々に何を考え行動していたか?…等々
それらに説得力のある背景を描いてこそ 討ち入りでの場面が盛り上がると 私は考える。
「元禄太平記」では それらを満たした上で 吉良上野介vs浅野内匠頭という図式から 大石内蔵助vs柳沢吉保という図式に視点を置き換え 何故、赤穂浪士を切腹させたのか?…という部分に説得力を感じたから 数多の作品群の中で最も秀逸として記憶しているのだ。
これは 1975年のNHKの大河ドラマの原作になっており、柳沢吉保を石坂浩二、大石内蔵助を江守徹を好演した。
NHKの大河ドラマの中で この「元禄太平記」と「国盗り物語」は秀逸な作品として記憶している。
私は 個人的に 石坂浩二という役者が大好きだ。
氏が 初代ウルトラマンのナレ-タ-だった…時から、昨年の「白い巨塔」の東教授まで 石坂浩二が出演するドラマの大抵は見ているつもりである。
(注:CX系「東京湾系」は 初回で見るのを辞めました^^;)
忠臣蔵に関して あえて、もう一つ記憶している別作品としては 1990年に「TBS創立40周年記念時代劇特別企画」として放映された「忠臣蔵」がある。
この時の大石内蔵助は北野武が演じ、気弱で臆病な大石内蔵助が 嫌々、討ち入りの旗頭にされて…と つかこうへい的背景の置換が行われた設定の忠臣蔵は とても新鮮で笑えた。