2005年04月04日

●ジョゼと虎と魚たち


さて昨日、ようやく借りてきて観た。




mellowさんの『mellow ☆ diary』の(『ジョゼと虎と魚たち』という記事を拝読して興味を惹かれ、


さりげなく薦めてくれたのは『くれいの臨機応変こらむ』の管理人だった、くれいさん 


観て まず感じたのは、


「最近の邦画って 不思議な魅力ある作品が増えてきたね…」って事


観た後に 何か考えさせられたり、何かを思い出したり…


こういう作品は 嫌いでは無い。


昔から、映画には どんな作品でも制作者のテ-マというか意図が込められていたものだが、それが「偏った思想」だったり、「ひねくれた愛」だったりしたものだから 観賞後に 酷く不快になる事が多かった。


最近では TVの2時間ドラマやVシネマが増えたおかげか、大作では無くとも充分に秀逸といえる作品が出来る様になり、若手の監督が作品を撮る機会も増えた。


黒沢明は別格としても 現存の日本の映画監督で大物と呼ばれている監督の作品に対して 正直言って私は あまり好きな作品は多くない。


1980年代から2000年の20年間に そんな大物監督達が手がけた大作に 魅力的な作品は少ない… そう感じていた。


しかし、昨今の作品には そんな大物監督達からは得られない、斬新さがあって嬉しい。


記憶に間違いが無ければ、犬童一心は「黄泉がえり」の脚本を手がけた人だったと思う。


「黄泉がえり」でも感じたのだが、台詞の言い回しが妙に上手い…というか 絶妙に私のツボを突く事がある。


それは、一般的に…と言える場面ではなく、なんでもない、どうでもいいような場面での台詞がだ^^;


『スウィングガールズ』 その2」という記事でも述べたが、私は方言を聞くのが大好きだ。


だから、「ジョゼと虎と魚たち」で 女の子が関西弁で喋っているのを観ると それだけでなんだか嬉しくなる。


こういうと誤解を招くかもしれないが、方言と同じで 生まれ育った地方によって気質とでも言うべき部分に 人は微妙な違いを持っていると私は思っている。


「健気な…」とか「カカァ天下」という様に^^


それが 駄目と言うのではなく、逆に そういう機微が 私はとても素敵な事だと思うのだ。


ちょっとニュアンスは違うかもしれないが 歴史作品で 戦国時代の話し方や、公家言葉など そういった物が判り難いという理由だけで 台詞を標準語で喋る物があるが、それはそれでもいいのだが、個人的に どこか一抹の寂びしさを感じる時がある。


例えば、


大阪の梅田駅近くの関東炊き屋のカウンタ-で 関西弁の渦の中で関東炊き(おでん)を食べる


広島の紙屋町の雑居ビルの中で 広島弁に包まれて 広島風お好み焼きを食べる。


松山駅の待合いで じゃこ天をかじる。


博多の屋台で とんこつラ-メンを かっ喰らう。


そんな時に「あぁ… ここは大阪(広島、松山、博多…)なんだな」と実感する。


「スウィングガ-ルズ」を観た時に 「貫地谷しほり」や「上野樹里」の台詞を聞いて 天童や寒河江を旅して歩いた時の事を思い出した様に、ジョゼ(池脇千鶴)の関西弁に触れて なんとなくだが、大阪でも南の岸和田あたりや、西の姫路あたりを散策していた時に見た風景や聞いた言葉を思い出す。


それだけで、もう充分に満足している私がいる^^;


お恥ずかしい話だが、「ジョゼと虎と魚たち」のエンド・ロ-ルで確認するまで 出ている女の子が上野樹里だと確信できなかった^^;


「スウィングガ-ルズ」と「ジョゼと虎と魚たち」では 上野樹里は 全然違う女の子を見事に演じ分けている。


最近は どんな作品でも全く変わらない深○○子とか 加○○いといったタイプの女優が多い中で 演じ分ける上手さを持った女優にひさしぶりに出会った様な気がして嬉しかった。


犬童一心の次回作は「タッチ」


個人的に注目している「長澤まさみ」が主演で、とても楽しみにしている作品なのだが、これで益々 楽しみになった。




記述者:ブタネコ | 掲載日時:2005年04月04日 16:03 このエントリをlivedoorクリップに追加 このエントリーのlivedoorクリップ被リンク数 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーのはてなブックマーク被リンク数
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コメント

トラバ有り難うございます!
そして、うれしいです!
関西弁の女の子っていいですよね
僕は気取ってブログを奈良弁で書かないですけど、Monkey氏のブログみたいに普段はあんな感じです^^
「タッチ」の監督犬童一心なんですね!
ホンマにジョゼは面白かったんで「タッチ」
は見逃せへんな、と思ってます!

コメント by mellow | コメント受信日時 : 2005年04月04日 23:03


ブログに書いたとおり、mellowさんの記事を読んで

 「へぇ~ じゃぁ見てみようかな」と

思っていたんですが ついつい延び延びになっていたところ、
先日、SOCOMのボイチャで くれい氏が

「池脇千鶴がええですよぉ」

と、強く 薦めるので、

「そんな事は セカチュ-(TV版)見てからモノを言え」

と言い返しつつ、見た次第です。^^

たしかに面白かった(というか 物思いにふけりました^^;)

くれい氏はセカチュ-(TV版)で 爆沈したようです^^;

よろしければ mellowさんも どぞ^^

コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2005年04月04日 23:12

あっ
トラバしてませんでしたね
勘違いでした・・・すいません
セカチューは一本目までしか見てません!
観ますよぉ^^

コメント by mellow | コメント受信日時 : 2005年04月04日 23:46

あのぅ…

TB送ったつもりでいたんですが エラ-に
なってまして^^;

今のところ 何度もリトライしてもエラ-になり送れないのです。

他の所には 無事に送れてるんですが… 不思議です^^;

コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2005年04月04日 23:55

どもです・・・。
セカチュー症候群真っ只中のくれいです・・・。

アキ~~~・・・ アキ~~~・・・

コメント by くれい | コメント受信日時 : 2005年04月05日 04:47

くれいさん 壊れたねぇ…^^

ザマァミロ!!


>mellowさん 本日もTBに失敗しております。

原因不明です^^; スイマセン

なんとなく アメバ側に問題があるんじゃ…(どうか お気をわるくなさらずに…)と思いつつあります^^;

コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2005年04月05日 21:56

それは絶対アメーバブログの責任です。
すいません
トラブルが多いようで・・・ToT
今さら引っ越しもできません・・・ToT

コメント by mellow | コメント受信日時 : 2005年04月06日 22:22

>mellow さん

どうもお騒がせしてすいません

いまのところ考えられる可能性の高い原因は

「古いエントリ-へのトラックバックを スパム対策として拒否している」

か、

「単純に アメバでのトラブル」

のいずれかじゃないか?と推察します

ま、あまり気にせず 今後もヨロシクという事で…^^;

コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2005年04月07日 01:24

えどんも見たよ~良かったね「ジョゼ~」
ラストがかなりグっとくる映画
男にはちょっと痛い感じ
くるりの音楽もイイ感じだったなぁ

>「スウィングガ-ルズ」と「ジョゼと虎と魚たち」では 上野樹里は 全然違う女の子を見事に演じ分けている

うんうん、全く同意権
スウィングガールズではかわいらしい元気な女子高生だった樹里が
ジョゼではちょっとしっとりした女子大生に
性格も役割も全く違う

あのギャップが良くて一人で喜んでいたえどんでしたW

コメント by えどん | コメント受信日時 : 2005年04月08日 00:46

>えどん さん

「男にはちょっと痛い感じ」

言い得て妙だと思います^^

苦笑しつつ 同感です。


コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2005年04月08日 14:48

おはようございます。
「ジョゼ~」は、目下、私の中での邦画ランキング1位なのです。原作は30ページほどの短編小説なのに、よくもまたあそこまで話を盛り上げれたなあ・・・と。
ジョゼの感情が、あまりにも切なく、でもただ憐憫の情を感じるほどの甘っちょろさでもなく、恋愛の中で誰しもが感じる喜びと隣り合わせの不安や、続きたいと思う願いと失う実感…、あまりにもリアルすぎて私が駄目駄目でした 。・゚(ノД`)゚・。
失ってからも、彼女が元の生活に戻らなかったこと、それが救い。
やっぱり女は強くないと駄目だなと、変な方向で教訓を得た作品でもありました。
そして「男にとっては痛い感じ」は、よくわかりました。

コメント by しき | コメント受信日時 : 2006年05月13日 08:21

★ しき さん

>「ジョゼ~」は、目下、私の中での邦画ランキング1位なのです。

ほう^^

>失ってからも、彼女が元の生活に戻らなかったこと、それが救い。

なるほど^^

>やっぱり女は強くないと駄目だなと、変な方向で教訓を得た作品でもありました。

興味深いですねぇ…^^

>そして「男にとっては痛い感じ」は、よくわかりました。

これまた興味深い^^

もう一回、見てみます^^

コメント by ブタネコ | コメント受信日時 : 2006年05月14日 06:18
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