「海猿」 第3話を観た。
今日の 第3話は良かった。
特に 後半が泣けた。
人命や安全を守る仕事に就く者は 休みの日であろうが、夜中だろうが、必要とされれば出動する。
古くからの知り合い達は 既に御存じの事だが、私の義弟も そういった職業に就いている。
細かいプライベ-トな事を言えば、義弟と私の妹が結婚したのも案外早く ウチの娘と変わらない歳の娘(私にとっては姪)が一人いる。
我が家と義弟夫婦と 違いがあるとすれば、私の妹は娘(私にとって姪)を産んで 数年の間もおかず、交通事故で他界した事。
我が妹の事とは言え、話し難いのだが、彼女は自らが運転するバイクでコケて死んだのである。
義弟は 陸自のヘリ要員だったから、実に変則的な勤務が多く、その後、転勤や自衛隊内の研修や出向で 国内、時には海外に赴任する事が多く、従って姪は その多くの時間(学生生活の殆ど)を我が家で過ごし成長した。
時折、ひょこっと父親(義弟)が現れると とても喜び、傍目で見るのも忍びないほどベタベタと 子犬がじゃれつくように義弟と過ごしていたが、そう言う時に限って、緊急の呼び出しがかかり 義弟は部隊へと戻っていく。
義弟が
「ほんとにゴメンな 次は必ず ゆっくりと時間を取ってくるから…」
そう言って名残惜しそうにすればするほど、幼い頃の姪は「嫌だぁ~」と泣き叫んで駄々をこねたが、それもいつ頃からか ニコッと微笑んで「約束だよ 絶対だよ」と笑って送り出すようになった。
ある時、義弟が去った後に しょんぼりとしている姪に
「なんだオマエ やっぱり寂しいのか?」
と、聞いたら 途端にフェェ-ンと泣き出した。
ひとしきり泣いた後に
「だったら、なんで笑顔で パパ(義弟)を見送るんだ? たまには駄々をコネてやればいいじゃないか…」
私が そう言うと
「だって、お婆ちゃん(義弟の母親)に怒られたんだもん」
と、姪が言う。
つまり、こういう事だ。
義弟が緊急で呼び戻される…と言う事は どこかで、事故や災害や遭難が発生していて そこに救助に向かわなければならない…と言う事。
それは 人の命に関わる とても使命のある大切で重要な仕事だという事。
場合によって そこは台風や吹雪等 救助に行く側も かなりの危険を覚悟で行かなければならない場所だと言う事。
父親が それも母(妻)を無くして 親娘二人きりの関係で 久しぶりに逢えたのに 簡単に離れたくないのは 父親だって同じ事。
けど、命令が下されれば 出動するのが父の仕事。
その父が 後ろ髪を引かれる思いで立ち去ろうとする時、駄々をこねたり、ワガママを言ったり、喧嘩になる様な事をしたら絶対 いけない。
危険な場所に飛んでいく父親の 気が散るような事を言って それが 必要以上に父の気を削いだら どうするのか…
「パパ(義弟)と またニッコリ笑って会うためには 絶対に、心配かけないように笑って見送ってあげなさい」
お婆ちゃん(義弟の母親)に そう言われて それを姪なりに理解して それ以来、絶対に駄々をこねなくなったのだ。
それを聞いて 思わず 私はもらい泣きした。
そう、人命を守る仕事に就く者の家庭とは そういう一般には判らない配慮や気配りがあるのだ。
今日の第3話には それを思い出させるシ-ンがあった。
時任三郎も その娘も 実に良かった。
単純なドラマとしてでは無く、ごく当たり前の認識として そういう風に過ごしている人々がいる… それを知らしめただけで充分である。
こんにちは
TBありがとうございます。
ブタネコさんの話を読んで、私も
もらい泣きしてしまいました。
そして、救助の裏側の人間の思いを
ずしりと感じました。
下川の娘も笑顔で父を送ることはできなかったけど、家に帰って父を責めることはなかったですね。
少しずつ父の仕事を理解していくのかなと
思いました。
>まりこ@どらまにあ さん
素敵な娘でしたね^^