杉山隆男 著:『兵士を追え』を読んだ。
以前、このブログで
という記事で「兵士に聞け」「兵士を見よ」と言う2冊を紹介した事がある。
今回の「兵士を追え」は その続編と言って良い3冊目だ。
恥ずかしながら 今回、FORREST さんから 新刊発売の情報を頂くまで この本の存在を知らなかった私だが、知ったら その日にうちに買い求めに行ってしまう… それほど 続編が出るのを待ちこがれた一冊だった。
「兵士を…」というタイトルで自衛隊の内部を書き記した本と思えば どうしても右翼思想の記述で 軍隊万歳…という様な内容なんじゃないか?と誤解されやすいと思う。
でもね、この本は そんな本じゃない。
普通の自衛官が 何故、自衛隊に入ったのか? 自衛隊に入ってみたら どうなった? 一般人が知ろうともしない、もしくは 知りたくても知り得ない自衛官と その家族の姿が垣間見える良書である。
決して、自衛隊を美化した視点では無い。
変なところは「変」と きちんと指摘もしている。
発生当時は 朝から晩まで大騒ぎだったくせに 今では一向にマスコミから忘れ去られてしまったような「潜水艦『なだしお』の衝突事故」と「日本海の不審船騒動」 その際の自衛隊員の視点や思いの片鱗を知る事も出来る。
事実と証言の羅列だけ… そこから 何をどう受け止めるかは読者次第。
これぞ、まさに真のジャ-ナリズムの姿勢だと 作者を私は高く評したい。
はじめまして書き込みます。
セカチュー関連調べているうちに、このブログを発見して、それ以来、読ませてもらってます。
最近、ブタネコさんの戦争関連の記事を読んで考えることが多くなりました。私は、ブタネコさんからは「左寄り」だと思われ、意見が異なる部分が多いです。ただ、自分に意見を戦わせるほどの知識がないこともわかりました。私もマスコミ等々に洗脳されているのでは?
ということで一度頭をリセットして、この本から始めようと思います。
このブログ、ホント最高です。
>マシャ さん
コメントありがとうございます。
どれぐらいの「左寄り」かは判りませんが、
私は 自分の考えを押しつけようとは思って
ません。
マシャさんが 自分なりに考えて到達した
結果の考えであれば それはそれだと思います。
ただ、もしも 再考するキッカケ、もしくは
ちゃんと考えてみるキッカケとなったのであれば
到達した考えの内容の如何に関わらず、
お役に立てて良かった…と 勝手に思わせて
いただくばかりです^^
今後も よろしく御願いします^^
クラヒー!! ブタネコさん、おはようございます。いやぁ、さすがに読まれるのが早いですね~。正に「一気読み」(笑)。MMM掲示板にもお越しいただき、感謝!
私もようやく、昨日から少しずつ読み始めましたが、『兵士に聞け』『兵士を見よ』とこのシリーズにはいつも泣かされているので、大いに期待しています。読了後、ブタネコさんとの意見交換が楽しみです。
FORREST
>FORREST さん
この本は良い。 とても良いです。
特に p251からの「六甲颪」と「覚悟」
ここの記述は 最高です。
「兵士に聞け」「・・を見よ」をかつて読んだとき、「兵士」という言葉を正面から使ったこと、ブタネコさんご指摘のとおりきちんとしたルポで「色がない」ことに強く印象付けられた記憶があります。
かつて、今映画化されている福井晴敏の「亡国のイージス」を読んだ直後に、図書館で「・・に聞け」を見つけたのがキッカケでした。 が、「亡国の・・」で活写されていると思っていた艦上の描写が、実はこの「・・に聞け」からの引用だったんですね。
ちなみに、杉山隆男の’86年「メディアの興亡」は小生の好きな本の一冊で、現在も文春か何かでJRの丁寧なルポ(JRのPRルポだったかも)を連載してます。
「兵士を追え」読んでみたいと思います。
>おじさん さん
読んでみて思ったのは
やはり良書だった…という嬉しさ ですね。
単行本で2200円は 決して安い本では
無いけど、読後の満足感と 次回作への
期待料を考えれば 安いモンです。^^
「メディアの興亡」も 確かに面白いですね
でも、私が杉山隆男氏に期待してしまうのは
自衛隊、それも現場の隊員達を きちんと
書いてくれるのは 彼と不肖!宮嶋氏の
二人しかいないからです。