松田優作が主演した「人間の証明」を語ってみる。
1970年代末期、角川ブームと呼ばれた 本と映画と音楽のコラボの走りとなったブームの先駆けは 横溝正史の『犬神家の一族』と…
この
「人間の証明」(1977年)原作:森村誠一 だった。
私は基本的に 森村誠一の初期の作品数点は面白かったと思っている。
しかし、基本的に 森村誠一は大嫌いである^^
でもね、この「人間の証明」は傑作だと思う。
原作の小説も良かったが、何よりも 映画版が良い。
特に ジョー山中が歌った主題歌「人間の証明のテーマ」が良い。^^
この曲の歌詞は
西条八十 作 「帽子」
母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
ええ、夏 碓井から霧積へ行くみちで、
渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ。
母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
僕はあのとき、ずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
母さん、あのとき、向うから若い薬売が来ましたっけね。
紺の脚絆に手甲をした・・・。
そして拾はうとしてずいぶん骨折ってくれましたっけね。
だけどとうとう駄目だった。
なにしろ深い渓谷で、それに草が
背丈ぐらい伸びていたんですもの。
母さん、本当にあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍に咲いていた車百合の花は、
もうとうに枯れちゃつたでせうね。そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが鳴いたかも知れませんよ。
母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの渓間に、静かに雪が降りつもっているでせう。
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y・Sという頭叉字を
埋めるように、静かに、寂しく・・・。
これを角川春樹が英訳し ジョ-山中が
「mama, Do You Remember? …」
と、歌ったのが「人間の証明のテ-マ」なのである。
ラスト近くで 山間をくるくると回転しながら麦わら帽子が飛んでいくシーンがあり、その前後のカットが すこぶる良い。
なんて言えば良いのかなぁ…
松田優作とハナ肇 あらためて観ると 実に良い。
この映画には 他にも 室田日出男、深作欣二、范文雀、三船敏郎、鶴田浩二など 鬼籍に入った名優達が多く出演しており、今となっては いろんな意味で懐かしい作品となった。
(補記:余貴美子は范文雀の従姉妹)
同時に、今回再見してみて気付いたのは
ニューヨークの摩天楼を空撮した貴重なシーンが使用されているのだが
冒頭の
エンドロールの
マンハッタン島を見下ろすロケーションなのだが…
お判りだろうか?
かの2001年9月11日で崩壊した 世界貿易センタ-ビルのツィン・タワーが まだ、完成して数年しか経っていない輝きを放って 健在な姿で映っている。
そんなこんなを観ているうちに 鼻の奥がツンとした。(ToT)
「人間の証明」のテーマ(約2分半)
【管理人注記】
この動画は 視聴期間が終了となりました。
御意見・御要望・御感想は 御気軽にコメントに寄せて下さい。^^
森村(作者)が出てるのは角川映画の仕様ですw
優作は本はつまらなかったが出演者を見て出演するのを決めたとか。
たしかテレ朝枠でもドラマでやったような記憶が。。。違ったでせうか?
ママァァァドゥゥゥユゥゥゥリメンバァァァ♪
★ やじ さん
>森村(作者)が出てるのは角川映画の仕様ですw
確かに^^
松田優作の事情は 私は知りませんが^^;
でも、いい味出してますよねぇ
私、このテーマ曲大好きなんです。^^