2006年に公開されたホラー系映画 監督は堤幸彦で 原作にあたるのはPS2用ゲームソフト「SIREN」
すっかり、忘れ去られている…というか、御存じの方が少ないかもしれないので あらためて触れておくと、私は 昔、ファミコン・ソフトの開発に関わっていた事がある。
理数系を大学で修得する際、本来学ぼうとしていた学問より、単位稼ぎのつもりで履修を申し込んだ情報工学の 特にプログラミングに興味を惹かれて没頭した結果、経理及び財務の電算処理という分野に進んでしまったわけだ。^^;
で、その頃 席を並べて情報工学を学んでいた友人達の多くも 結果的にプログラム開発の仕事に携わっていったのだが、そんな中に ゲームソフトの分野に携わっていったものがおり、その1人からアルバイト的に仕事を貰ったのが そもそも、ゲーム開発の分野に私が進んだキッカケだ。
プログラム開発の過程に「デバッグ」という作業がある。
まぁ、いろんな「デバッグ」のやり方はあるけれど 最もオーソドックスな方法は 実際にプログラムを稼働させ、想像できるいろんな状況を発生させて それに対してシステムが設計通りの反応を示すか否かをチェックし プログラムやシステム設計のミスが無いかを確認する。
で、ゲーム開発の場合 その「デバッグ」には テストプレイという要素も加味されており、実際に遊んでみて 難易度のバランスはどうか?とか、イベントが設計通りに発生するか?とかの確認も含まれる。
さて、ファミコンの前身は ゲーム喫茶というものが この世に現れるキッカケともなった 麻雀、花札、ルーレット、ポーカーといったテーブルゲーム機であり、それが「スペース・インベーダー」や「ギャラクシアン」「平安京エイリアン」「パックマン」「ロードランナー」「ゼビウス」等々、キャラクターを操作して戦うタイプとなり、進化していくわけだが…
人気が上がると、需要が増し、供給が増えると単価が下がり、技術が上がる。
と、同時に ソフトのバリエーションが増え、当時 パソコンゲームで人気の高かった「ウィザードリー」と「ダンジョンマスター」を足して2で割ったモノにシナリオを導入した「ドラゴンクエスト」が登場しRPG(ロールプレイングゲーム)と呼ばれるジャンルが飛躍的に増えた。
で、ゲーム・シナリオの質が急速に向上すると同時に シナリオの内容により、RPGの中にも ファンタジー、アドベンチャー、ミステリーなどのジャンル分けが派生したわけだが… その中で「ホラー」系の秀逸なソフトが登場したのは 随分と後のPS(プレイステーション)にハードの主流が移行してからなのは ゲームの画質と音源技術の進歩が必要だったから。
ま、そんな話は どうでも良いので話を本線に戻し、何を言いたかったのか?というと…
そういう時代の変遷の中で 私はプログラマーから、SE(システムエンジニア)となり、気がついたら ただのゲーマーになっていた…という話。^^;
最近は めっきりと新作を購入してプレイする気力が萎え、ある特定のオンライン・ゲームを細々と楽しむだけだが…
さて、ようやく本題に入る。
近年、ホラーゲームのヒット作を映画化する…という流れが映画製作に見受けられる。
古くは「かまいたちの夜」「弟切草」なんてところから、最近では「バイオハザード」や「サイレントヒル」の様にハリウッド制作まで登場するに至るのは 原作ゲームの持つシナリオやシチュエーションの奇抜さなのだろう。
で、今回見た
映画「サイレン」は

2003年11月にPS2用ソフトとして発売された「SIREN」の続編として

2006年2月に発売された「SIREN2」が発売開始された2日後に 劇場公開されたコラボ企画みたいなもの
さて、私は 第1作の「SIREN」は発売と同時に購入しプレイしたのだが、このゲームは 完全クリアするには難易度が非常に高く、実際に完全クリアしたけれども 謎が全て解けたわけでは無く、なんとなくモヤモヤとしたスッキリ感が無かった。^^;
そのせいか、ゲーマー達の間では クソゲーか否かで評価が別れたものであるけれど、私としては「面白かった」部類に入っている。
で、2作目の「SIREN2」は 購入はしたけれど、実は現在に至るも まだ、完全クリアはしていない。^^;
それは 難易度がどうこうでは無く、ハッキリ言って「ツマンネ」だから途中で放置したのだ。^^;
が、そんなつまらないソフトではあったが、ひとつだけ惹かれた部分があったのは事実で…
(その理由は後述する)
さて、映画の話だが…
私は この「SIREN」と「SIREN2」の世界観を どのように鬼才・堤幸彦が映像化するのか とても興味深く思っていたわけで…
物語は たぶん「SIREN2」で「夜見島」として登場した孤島と似て非なる「夜美島」を舞台に
「市川由衣」と弟
それに「森本レオ」が父親の3人が
「夜美島」に引っ越してくるところから始まる。
で、この作品はホラーなので これ以上、あらすじは語らないが…^^;
島の医師である「田中直樹」が なかなか良い演技を見せるのと
「西田尚美」が 彼女独特の良い味を見せる事だけは記しておきたい。
で、この作品に関して 特筆しておきたいのは
映画では「赤い衣の女」として登場する「高橋真唯」
映画を見て「お? 高橋真唯じゃん」… なんて、お気楽に見てたのだが 今回、記事を書こうと思って「SIREN2」を少し遊んだら「ええ?!」と気づいたのは ゲームの方のキャラクターボイスを数人分「高橋真唯」が担当してるのね^^
中でも、クソゲーと思っていた「SIREN2」にあって キャラクターボイスだけは惹かれるものを感じていただけに それが「高橋真唯」だと判り、ちょっと嬉しかったの同時に「やっぱ、この娘には何か良いモノがあるな」と感じた次第。
ちなみに映画を見終えた感想を述べれば…
日本版のホラーとしては わりと面白かったけど、脚本・構成に難があり、観賞後の納得感が乏しい。
判りやすく一言で言えば「なんだよ それ?」って強く思った…って事。^^;
でも、「森本レオ」の使い方に関しては 「さすが、堤幸彦」と思ったよ。^^