映画「ただ、君を愛してる」の本編DVDを入手したので見た。
2007年1月3日に『ただ、君を愛してる ナビDVD』という記事を掲示した。
今回、見た映画「ただ、君を愛してる」のナビゲートDVDを入手し、それを見た感想を述べたのが上の記事だったわけだが…
昨日、本編のDVDを入手したので 早速、見て思った事は やはり、ナビゲートDVDはネタバレの塊だった…って事。^^;
今回、私は 本当に頭に来ているので 敢えて名指しで文句を言っておくが、このところ小学館が発行している小説やマンガを原作にした映画、特に「純愛」をテーマにと言いつつ難病を さもなくば意味不明な架空の病を題材に 主人公が死んでお涙頂戴…的な作品が どんどん低俗化していく事に 不愉快を通り越して、ただ腹立たしいばかりである。
しかも、輪をかけて腹立たしいのは 映画が公開する前に「ナビゲートDVD」を先行で流通させ 番宣という名の著しい「ネタバレ」までしてしまう その事に、何の恥ずかしさも覚えないのであれば もう、呆れる他は無く 今後、こんな臆面の無さがまだまだ続くので有れば とことん罵り続けて行こうと思っている。
たしかに、ニューヨークの風景は綺麗だなぁ…と思った。
でも、見どころは たったそれだけだ。^^;
「小出恵介」が出演している…とはいえども どうでも良い役だし^^
「上原美佐」も そう。^^;
「宮崎あおい」や
「黒木メイサ」に至っては 個人的に何の魅力も感じていないので どうでも良い。
「玉木宏」も 悪くは無いが、目新しさが感じられる役柄でも無く、見る価値は乏しい。
と、こんな感じの事を書いていると「制作者や出演者は頑張ったのだから それを認めてやれ」等と 御立派な抗議を頂戴する羽目になるのだろうけど、「身体の成長と共に 一緒に成長してしまう死に至る病」とやらを盛り込み「恋したら死んじゃう病気」と表現するのは勝手だが、「そんなに好きなら わざわざニューヨークなんか行く必要無いじゃん」ってのが見終えて思った感想であり、「心の中で生き続ける」為に 死んだのを隠して 手紙を沢山書き残して…ってのも あっさりと個展の前の日にバレてしまったら それの意味も無い。
原作者の「お涙頂戴」にかける姑息さが、事前で崩壊している証拠であり、こんなクソ映画を「良い作品」なんて評した 我が娘や姪は 正座させて説教せねばならんとさえ思っている。
映画「フラガール」のDVDを入手したので観た
とうとう、映画「フラガール」のDVDを入手したので 早速、観た。
楽しみにしていた気持ちに 見事に応えてくれる実に秀逸な一本だった。(ToT)
友人達から 色々と前評判は聞いていたし、日頃 徘徊しているいくつかの映画サイトでも 皆、こぞって高い評価を与えていたのも充分に頷けた。
で、何から感想を述べよう…と思う時、どこから語れば良いかを迷うほど 良い部分が沢山あって困るわけだが… 私は私の思った事を 以下に好き勝手に語らせて貰う事にする。^^;
さて、多くの映画評によると ラストの「蒼井優」が踊るダンス・シーンを絶賛するモノが多い。
確かに、目が離せなくなって惹き込まれるシーンであり、実に素晴らしいと思うが、これは「花とアリス」を観た人なら「蒼井優」は これぐらい見事にこなすポテンシャルの持ち主だという事を知っているだけに 絶賛すべきシーンとは思うけど、この「フラ・ガール」だけを誉め称える多くの感想には違和感を覚える。
なので、私は違うスタンスで「蒼井優」を称えたいと思うわけで…
私は 正確に数えた事は無いけれど、今までに随分と映画やドラマを見てきた。
当然、それらに出演していた何人ものの女優も見てきたし 個人的にファンだった人も多い。
そんな数多いる女優達の中で プロフィールの特技に”バレエ”等「踊り」を挙げている者が少なく無いが、印象強く記憶に残る様なダンス・シーンを見せてくれたのは?と思う時 私がパッと思い浮かべるのは
・「愛情物語」の「原田知世」
・「昨日、悲別で…」の「石田えり」と「村田香織」
そして、最近では「花とアリス」の「蒼井優」
つまり、「蒼井優」は 一度成らず二度までも、しかも、前回は「バレエ」で 今回は「フラ・ダンス」という 別の踊りで魅了させてくれたのだ。
これって、私にとっては凄い事なんだよね^^
日頃、ロクに本を読んだ事もないクセに 履歴書の趣味の欄に「読書」と書く 大嘘つきは星の数ほどいる。
同様に、タレントとしてウケを良くするために「特技:バレエ」という芸能人も多いけど、私に言わせれば「蒼井優」の「踊り」は プロとして充分に金を要求するべき価値を持った「本物」だという事だ。
もちろん 私は踊りの専門家では無いから あくまでも技術的にどうこうなんて事は語れない。
しかし、いちドラマ愛好者として「蒼井優」の踊りに それも二つの作品で、別の踊りにそれぞれ感動させられた… その感動は金には換えられないぐらい価値有るもの…って事で
「蒼井優」よ ありがとう。^^
と、なるわけだ。
さて、物語的な部分について触れれば…
全体的なストーリーの展開は ハッキリ言ってベタである。
ゆえに、物語を部分的に抜き出して 個別にどうこう言うのは あまり意味を感じない。
なので、別の視点から指摘すれば…
まず、この作品における「蒼井優」の描き方、監督の演出意図の中で 最も、巧いなぁ…と感じたのは
物語序盤の「蒼井優」は 典型的な「芋ネェチャン」である。^^
それが、物語が進むに連れて…
どんどん垢抜けていく様が見事。
尚かつ、場所柄か「茨城弁」と「福島弁」を足して2で割ったような方言で喋るところが「若手女優に方言で喋ってもらう会」会員の私としては もう、それだけでも感涙モノでもある。
次に、こういう言い方をすると反論を浴びるだろうナァ…と思いつつ 敢えて言わせて頂くと
「松雪泰子」が やはり、冒頭で度肝を抜くような踊りのシーンがあり、それを高く評する方が多い。
その点に関して 同意する私ではあるが、この作品で「松雪泰子」を高く評価したいのは その「踊り」のシーンよりも
都落ちした 落ち目のダンサーとしてのプライド高さを演ずる中で…
年齢的に ひとつの壁を乗り越えたとすら思える程の「老け顔」だ。
彼女は 今までずっと「綺麗な女」という役柄が多く、時にはコメディとして「弾けた女」を何度も演じて見せてきたが、この「フラ・ガール」が初めてじゃないかなぁ「自然な老け顔」を見せたのは
女性に年齢を聞くのは失礼な話であり、「老い」的表現を用いるのも心苦しくはある。
しかし、10代や20代における「女の子」から 20代後半から30代の「女性」 そして「40代」のオバチャン…といった風に 段階的な世代観は内面もさる事ながら外面でも 口に出せないだけで重要なファクターとなる。
この場合、「美」という部分で 特に女優であれば 中には「老け」は忌避したくなっても仕方が無いとは思うのだが、そこをサラリと面に出す潔さに 私は彼女の「女優魂」を見た思いがする。
で、その次に目を惹かれたのが…
炭坑マンを好演した「豊川悦司」
最近、「寺島しのぶ」とコンビの作品が数本続き 個人的に大の「寺島しのぶ」嫌いの私としては「豊川は見たい」のだが、それ以上に「寺島を見たくない」という気持ちが強く、だからそれらを見ておらず、「トヨエツ砂漠」だったわけだが…
「蒼井優」の心優き兄…という姿や
「松雪泰子」との掛け合いにも 和む演技を見せてもらい…
今、俳優陣の中で 最も脂ののった取り立て屋を演ずる「寺島進」との掛け合いも実に見事^^
それと、
「岸部一徳」の 所々にポイントとなる渋い演技も 誉めておかずにはいられない。^^
けどね、この作品で 最も誉めるべき女優は
「蒼井優」の親友役を演じた「徳永えり」だ。^^
この娘の演技が秀逸だったおかげで 中盤までの物語がビシッと締まったと言って過言では無いと 私は思う。
で、最後に 個人的総論を述べれば…
炭坑が落ち目になり、人員がリストラされ 首を切られた人の再就職や 街の活性化や、企業としての存続… それらの行き着いた先が常磐ハワイアンセンタ…だったという歴史の変遷を眺める時、道産子の私としては かつて炭坑として栄え、今では衰退してしまった砂川、美唄、歌志内…といった 道内の街を重ねて見てしまう。
そんな中にあって 最近は財政破綻ですっかり有名になってしまった夕張は 他の炭坑街に比べて 「石炭の歴史村」や「映画の街」 そして、「夕張メロン」という特産などもあって 他の炭坑街に比べ、傍目には随分と恵まれた街であったにも関わらず財政が破綻した。
この「フラ・ガール」という映画がヒットするのと時を同じくして 夕張という街が破綻したのは 運命の皮肉なのか? つい、そう感じてしまう事がある。
最近では 夕張を支援しよう…と有志的な活動を呼びかける声や「何故、破綻したのかか?」と言う部分に 中途半端にドキュメンタリー報道を行うマスコミが多いけど、北海道の場合「ばんえい競馬」もそうだけど 何故か行政や助け船を出してくれる企業の出現に期待したり甘えたりするばかりの話に終始し 民間の活力が薄い感が強い。
ゆえに「フラ・ガール」の物語全てがノン・フィクションとは思っていないけれども、この作品に登場する人々の根底に流れる「想い」が判らなければ夕張が再興する日は来そうに無いなぁ…なんて思うばかりだ。
それにしても…
「蒼井優」の笑顔って どうして、惹き込まれるぐらいに いつも可愛いんだろ。