先日、『虎馬さんのブログの記事』を拝読して「江口のりこ」に惹かれて観た。^^
「キャッチボール」と「君と歩いた道」というショート・ムービー2本立てで「浜田省吾」のMV仕立て
「キャッチボール」に関しては それなりに良い作品とは思ったが、私にとっては どうでも良い。^^;
それよりも、何よりも「君と歩いた道」だよ問題なのは^^
「へぇ~ 江口のりこかぁ…」
そんな軽い気持ちでDVDを入手して観たのだが… ヤラレた。
感動して大泣きした…というヤラれ方では無い。
涙はこぼれなかったし、これは私には泣ける仕上がりでは無い。
むしろ、本当に 遠くを長い時間見つめてしまうヤラれ方をした。
こんなヤラれ方をする映像は久しぶりで『薄れゆく記憶の中で』以来かな…
ある日、女の子が転校してくる。
その女の子は ちょっと変わった子で、口数が少なく社交的では無い。
それは性格がどうこうという問題よりも、女の子自身が意識的に心を閉ざしている感が強い。
主人公的少年は おそらく、一目惚れと言うより、その子に対する好奇心から惹かれていったのであろう
たまたま、彼女の越して来た家が近所だったという偶然もあり、同じ通学路を歩きながら 話しかけようとしたり、彼は彼なりに努力するが、女の子は素っ気ない。
そんなある日、女の子は嫌がらせで靴を汚されるが、
挫けようとしないない強さを見せる女の子。
そんな女の子が 帰り道で出会った犬と戯れ 無邪気な笑顔を見せたり…
川に入っていって叫び、呟く言葉は 主人公が初めて聞く、女の子の心を開いた言葉
直後、
女の子の家に 借金取りと思しき、怪しい男達が現れ…
おそらく、母親が自殺したのであろうと思しき描写
そして、女の子は 何処かへと転校していく…
物語は まだ、この後も続くのだが 折角の良い作品をネタバレしたくないので多くは語らずにおくが…
この作品を観て、私が遠い目になってしまうのは
もちろん、中学生だった時のノスタルジィが大きいのは事実だが、それ以上にね もっと、「せつない」思いが込み上げるのは
この借金取りの現れるシーンなんだな。
『 喫茶「職安」の話』というカテゴリーにて ちょっとした昔話を 時々、掲示しているが、その中でも 特に『N専務の話』として掲示した記事を 御一読頂けるとありがたい。
この映像の制作者が どういう意味で このシーンを描いたのかは判らないが、年配の上役風の人物と それよりは若い部下の二人組、その口調は柔らかく、物腰も丁寧。
一般的に 映画やドラマでは 逃げる債務者を追い続ける取り立て屋は「コノヤロー、バカヤロー」調で乱暴に描かれるケースが多いけど、私の知る実際には この映像のように柔らかい口調の人物が案外、多い。
それは、それで不気味な印象を与えるから効果的…という理由も確かにあるが、実際には脅しつけても本当に金の無い相手からは取れない事は承知の上だから、逆に 説得して少しづつでも返して貰おう…という考えもある。
しかしながら、上の画のシーンの様に 取り立てに行った先の娘に対して「ごめんね」と謝る取り立て屋が 私の知る人物には多いのだ。
でね、このストーリーを観て私は つい、考えてしまうのね
それは、今から30年ちょっと前 喫茶「職安」のバイトとして、何件も夜逃げの手伝いみたいな真似をして、その中には 小学生から中学生ぐらいの娘連れ…という家族のケースも何件もあった。
言っちゃぁ悪いが、見るからにどうしようも無い両親の借金による巻き添え…の女の子が 怯えながらバイト学生の我々を見ていた目は 今でもすぐに思い出せる程、強烈な印象が残っている。
中には、次の引っ越し先に移動する車の中で 色々と雑談を交わした女の子の事も覚えている。
考えてみれば その女の子達も今では40歳そこそこの年齢に達しているわけで…
その後、どういう人生を過ごせたのだろうか?…
私如きが思うのも 余計な御世話であろうけど、ついつい そんな事を思わされてしまった。
「プロポーズ大作戦」第3話を見た。
「プロポーズ大作戦」第3話を見終え…
ヤラレた(ToT)
また、今週もヤラレた(ToT)
参ったなぁ… 物凄く、せつないや。
「長澤まさみ」はカワイイし、良いスィングしてるし…
「松重豊」も良い味を出してるし…
なんと言っても
「三上博史」が 本当に良い。^^
ただ、正直言うと、30分過ぎまでは 第3話にして とうとう中だるみか…なんて思っていた。
でもね…
小細工の様な回想シーンが前フリとなった…
こんなシーンが なんか酷く、せつないぐらいに懐かしい。(ToT)
そのうえ、さらに…
「何年、一緒にいると思ってんの?」
こんなトドメを刺されるとは思ってもみなかった… (ToT)
見終えた後、そ~っと嫁を見たら
「なんか、このドラマを見てたら 思い出しちゃうね」
と、苦笑いしながら ポツリと言った。
全く、その通りだと思った。^^;
1999年公開の映画「ナビィの恋」を見た。
先入観だと言われれば それまでだが、この映画は大好物である「西田尚美」が主演なんだと思っていた。^^;
で、その観点は けっして間違ってはいないのだと思うのは 映像内の随所に、輝いた「西田尚美」が散りばめられているからであり、
最近の「西田尚美」には見られない 映画『ひみつの花園』で魅せた コミカルな部分や
オバカな部分の描写を見ると あぁ、やっぱこの娘良いなぁ…と感じさせる輝きがある。
が、じっくりストーリーを味わうと これは「西田尚美」の話というよりも
「西田尚美」が演じる「ナナコ」という女の子の祖母の話であり、タイトルの「ナビィ」も その祖母の名前である。
ストーリーは…というと 2行あれば語りきれるぐらい単純な話なので あらすじは書けないが、きっと 小難しい評論家に言わせると
「何故、ナナコが島に戻ってきたのか?…って部分の描写が放ったらかしなので 話が薄っぺら」
等と文句を言うのであろう。^^
確かに、ストーリーって部分だけを考えると あまりにも単純明快すぎる感はある。^^;
でもね、いくつかの「描き方」という点に関して この作品は素晴らしい。
まず、「西田尚美」と「村上淳」も それなりに方言を駆使してはいるけれど、それ以外の出演者が 地元の方言で喋るので、ところどころ 何を言ってるのか判らない
おそらくは完璧な地元訛の会話そのものなんだよね
だから、さすがに重要な部分では 方言を共通語に表した字幕が出る。^^;
私は 風土を重要なモチーフに描くなら この手法だと思うわけで、これにより 南国の民家の片隅に放り込まれた様な疑似体験が出来る。
最近、沖縄を舞台にしたドラマや映画がよく制作されるけど、どこか物語に入り込めない部分があったり、違和感を覚える部分は 台詞を標準語で喋っているところにあるんじゃないの?というのが 私の持論なだけに この手法は高く評したい。
そして、いろんな映画サイトなどの「ナビィの恋」の評を拝読すると
「おじぃ」の評価がいろんな意味で高い。
これに関しては私も全く同意で この「おじぃ」無くしては この映画は成立しないと断言できる。
が、私としては「おじぃ」と 同列とは言えないが、効果的なスパイスだったとして
この「ケンジ」という役名の青年を讃えておきたい。
それは、日本国内の いわゆる「過疎地」として問題になっている地域が少なく無いが そんな「過疎地」を支えているのが この「ケンジ」の様な 底抜けにアクティブな若者だという事
それを この映画の製作者は判っている上での描写と感じられたから。
こういう若者こそ 大切して貰いたい、心から そう思うのだ私は。
ストーリーは単純でも 観賞後は、なんか良い時間を過ごせた様な そんな気分になれる映画だった。